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日馬 康雄; 川上 和市郎; 神村 誠二*; 柳生 秀樹*
EIM-89-116, p.21 - 29, 1989/12
絶縁材料の放射線劣化の主たる要因と考えられる酸化劣化の影響を調べるため、架橋ポリエチレン2種類(純粋及びモデル配合)ならびにポリ塩化ビニル2種類(同上)を種々の条件下(空気中高線量率下、空気中低線量率下におよび酸素加圧下高線量率)で照射し、機械的、電気的特性を調べた。その結果、酸化度と機械的性質の伸びとの間には極めて良い相関が得られた。また、電気的性質の絶縁抵抗と酸化度の間にもある程度の相関があることがわかった。誘電的性質としては誘電正接が酸化の影響を受けることがわかったが、静電容量は酸化の影響を殆ど受けないことがわかった。
日馬 康雄; 岡田 漱平; 伊藤 政幸; 八木 敏明; 吉川 正人; 吉田 健三; 町 末男; 田村 直幸; 川上 和市郎
Radiation Damage to Organic Materials in Nuclear Reactors and Radiation Environments, p.1 - 30, 1989/00
原子力発電所用ケーブルに使用される5種類の絶縁・被覆材料を種々の同時法ならびに遂次法LOCA模擬環境に暴露し、劣化に及ぼすLOCA模擬環境における酸素の影響を検討した。その結果、LOCA模擬環境における酸素は高分子物質の劣化を促進し、架橋より切断を優先させるとともに絶縁抵抗を低下させる原因となる極性物質の生成を促す。実験事実から、LOCA模擬環境に於て劣化に影響を与えると考えられる環境因子は酸素との関連に於て考慮しなければならないことがわかった。
岡田 漱平; 日馬 康雄; 八木 敏明; 伊藤 政幸; 川上 和市郎
EIM-86-131, p.23 - 31, 1986/00
LOCA模擬逐次法における絶縁材料の絶縁劣化に関して次のような結果が得られた。 1.逐次法の第1段階である前照射時の温度の影響を調べた。エチレンプロピレンゴムと架橋ポリエチレンは、前照射の段階では、照射温度依存性を示し、高温ほど絶縁低下が大きかった。しかし照射後、第2段階である空気を含む蒸気曝露を行うと、極性基、水、酸素が関与する反応が複雑に競合し、前照射温度の影響は必ずしも明瞭ではなくなる。シリコーンゴムは、顕著な前照射温度の影響を示さなかった。 2.酸化雰囲気で前照射した後、蒸気曝露環境の温度の影響を調べたところ顕著な温度効果が見られた。 3.スプレイの有無の影響を調べた。架橋ポリエチレンとシリコーンゴムには影響が見られず、エチレンプロピレンゴムでは、配合により影響の出かたに差があった。
日馬 康雄; 八木 敏明; 伊藤 政幸; 吉川 正人; 岡田 漱平; 吉田 健三
EIM-84-135, p.67 - 74, 1984/00
同時法LOCA模擬環境下における絶縁・被覆材料の劣化に等価な劣化を与える逐次法試験条件を確立するため逐次法における蒸気曝露環境の温度を変え、材料の劣化に与える影響を検討した。本報告ではケーブルに用いられている絶縁・被覆材料であるハイパロン,EPR,架橋ポリエチレン,クロロプレンおよびシリコーンゴムの厚さ約1mmのシート状試料をあらかじめ空気中室温でPWRのLOCAに相当する1.5MGy照射し、120C,140Cならびに160Cの飽和水蒸気ないしは、空気を各温度の飽和水蒸気の圧力に対し0.05MPa添加した環境にさらし、機械的性質の変化を測定した。